ぶらぶらお散歩 2
バルビゾンというのは、パリから六十キロほど離れた、フォンテーヌブローの森に隣接した小さな村の名である。
激動の時代であった十九世紀フランスで、このバルビゾン村にアトリエを持ち、田園風景や動物、働く農民たちをありのままに描いた画家たちがいた。
ルソー、ディアス、コロー、ミレーらに代表される人々で、彼らはバルビゾン派とよばれた。
村内氏とバルビゾン派の出会いは、ある時、画商から持ちこまれたディアスの「マルグリット」(ひな菊占い)にはじまる。
この絵の虜となってしまった村内氏は、他のバルビゾン派の画家たちにも深い関心をもち、いつか作品の収集をはじめていた。